DQVIII JP

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

 DQVIII US
Dragon Quest VIII: Journey of the Cursed King

スクウェア・エニックス
SQUARE ENIX

RPG
RPG

2004/11/27
2005/11/15

PlayStation 2 (NTSC-J)
PlayStation 2 (NTSC-U/C)
DQVIII日米比較。(05/11/27加筆修正)
画像多すぎるね…。

戦闘画面。


左がJP（日本）版、右がUS（海外）版。
装飾や文字は違うけど、基本レイアウトはあまり変わらない。
『ドラクエタイプ』の表示形式に囚われなくなった事で
最大HP/MPがわかるようになったのは改良点と云えるかな？

メニュー画面。


左がJP版、右がUS版。
ほとんど別のゲームのような変わりよう。
いつものシンプルなJP版に較べて、視覚的にわかりやすくしているUS版。
なお、US版は武器や盾（見た目の変わる装備）を身に着けるとその場でグラフィックを確認出来る。
そんなのどうでもいいといえばどうでもいいのだが…。
どっちが使いやすいかは好み分かれる所だろうけど、
日本人にはいつもの慣れてるレイアウトの方が馴染みやすいというのはある。
US版はごちゃごちゃしてる印象があるけど、慣れの問題かもしれない。

主人公のスーパーハイテンショングラフィック。


左がJP版、右がUS版。
やっぱり超サイヤ人だなぁ…。良く見ると髪形だけじゃなくて目つきまで違うし。
今にも「オラおめえだけはぜってえゆるさねぇ！」とか言いそうな顔だ。
バンダナが吹っ飛ぶのにテンションが戻るとしれっとまた被ってるのは変といえば変。
まあそこは1ラウンド目に「OK！」やった後のテリー・ボガードみたいに
見えない時に拾いにいってると脳内補完しておこうよ。
それにやはり派手でカッコイイのは確かなわけで。
ちなみにカメラアングルもだいぶ違う。

主人公のスキル"ギガブレイク"も見た目が全く違う技になっている。


左がJP版、右がUS版。
US版の名前は「Gigagash」だが、技としては同じもの。
ギガブレイクが単なるギガスラッシュの色違いなのに対し、
ギガガッシュはグラフィックが新規に描き起こされ、
両拳に集めた雷撃を二刀流のようにして敵に飛ばす技になった。
なお、違うのは見た目だけで効果等は変わらない。

比較ではないが、US版主人公はJP版に存在しなかった必殺技"Dragon Soul"を覚える。


修得Lv65。武器を問わず修得、発動可能。
消費MP64（勇気スキル90以上なら32）
ダメージは単体に450前後。
テンション・バイキルトによる強化可。
属性は恐らくデイン系。
技の内容からして、覚えるタイミングは竜神王を正気に戻し真実を知らされた後だと思われる。



というわけで、結局JP版→US版の変更点は

・イベントシーンのフルボイス化
・BGMを内蔵音源からフルオーケストラに変更
・画面レイアウトの変更
・バトルロードでの敗北が全滅回数に加算されなくなった
・金塊、スライムの冠の拾得可能個数をそれぞれ+1
・氷の刃の拾得可能個数を+1。それにより錬金レシピのコンプリートが可能に
・竜神族の里での聖者の灰の売値が300G→12000Gに大幅高騰
・フィールド上の牛にミルクを貰うと特定のスカウトモンスターが硬貨を落とさなくなるバグを修正（多分…）
・一度目のエンディング後、宿屋に泊まらなくても自動的にイベントが進行するようになった
・主人公超サイヤ人化
・主人公スキル"ギガブレイク"のグラフィック変更
・主人公Lv65で新スキル"Dragon Soul"修得
これぐらいだろうか。
違いは結構あるような、あんまりないような。
バグ修正を含め、「元々こうしたかったけどスケジュールの都合で出来なかった事」がUS版では盛り込まれている気もする。
なお増えたアイテム、金塊は闇レティシアのJP版ではドラゴンの糞が入っていた宝箱に、
スライムの冠は三角谷の宿屋の近くの樽（or壷）に入っていた。
氷の刃は終盤何気なく袋見たらいつの間にか2つ持ってたのでどこで手に入れたのかわからない。
聖者の灰の高騰はかなり謎。
竜神族の里（クリア後）までいくと300Gだろうが12000Gだろうが大差ないし、
そもそも別に大量に使うアイテムでもないので修正の意図が読めない。
JP版の300Gってのが値段付け間違いだったのだろうか。

その他細かい調整はされてるのかも知れないけど、わからないね。
ゲームバランスそのものは全く弄ってないのかも。
DQVIIIは難易度が低いので、いっそ洋ゲーらしく
敵の強さを1.5倍にするぐらいしても良かったと思うけど、
今はあっちでも高難易度のゲームはウケないのかな？

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